はじめに
前回までは、FastFlow について説明しました。
今回は、anomalib について、ライブラリの説明とデモをテストしていきます。
github はこちらです。
前提条件
前提条件は以下の通りです。
- torch == 1.12.1+cu113
- pytorch_lightning == 1.9.5
anomalib のインストール
pip でインストール可能です。
pip install anomalib
ただし、OpenCV 周辺がおかしくなる可能性もあるので注意してください。
OpenCVでエラーが出る場合、
- opencv-python
- opencv-contrib-python
- opencv-headless
をすべて削除してから再インストールしてください。
学習の実行
学習の実行は以下のコマンドです。
python tools/train.py --model padim
上記を実行すると、PaDiM モデルで教師なし学習を実行します。
MVTec データセットがダウンロード開始されます。
メモリエラーが出る場合
src/anomalib/models/padim/config.yaml
を編集します。
train_batch_size: 8
eval_batch_size: 8
num_workers: 2
としておけば、メモリが少なくても実行可能になるはずです。
推論の実行
python tools/inference/lightning_inference.py \
--config src/anomalib/models/padim/config.yaml \
--weights results/padim/mvtec/bottle/run/weights/lightning/model.ckpt \
--input datasets/MVTec/bottle/test/broken_large/000.png \
--output results/padim/mvtec/bottle/images
結果は –output の results/padim/mvtec/bottle/images に保存されます。
おわりに
今回はここまでとします。
次回は、カスタムデータで学習する方法について説明していきます。
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